こんにちは!
「お菓子作りアドバイザー」&
「スイーツ起業コーチ」をしています
パティシエの田口です(^^)
今日は【シュークリーム作りのなぜ?】シリーズの2回目
●シュー生地にバターが入るのはなぜ?
についてお話ししていきたいと思います(^^)
【シュークリーム作りのなぜ?】シリーズの記事はこちら!
↓ ↓ ↓
【その①】沸騰したお湯に小麦粉を入れるのはなぜ?
シュー生地にバターが入る理由は?
それではまず、
なぜシュー生地にバターを入れるか?
というお話をしていきたいと思います。
シュークリームはバターの香りがたっぷりで
とっても美味しいですよね!
私も大好きです(^^)
そんなバターがしてくれる役割は
香り付けだけではありません。
バターを加えることで
シュー生地の伸びを良くしてくれるんですよ!
前回のブログで
小麦粉に熱を加えるお話をしましたが
そこでは小麦粉に熱を加えることで
生地に粘りをだして
その粘りが生地中の水分を抱き込んで
シューが膨らむというお話をしました。
前回の記事はこちら↓ ↓ ↓
【シュー生地作りのなぜ?その①】沸騰したお湯に小麦粉を入れるのはなぜ?
ですがここでですね、
ただただ粘りのあるだけの生地だと
シューは綺麗に膨らんでくれません。
ここでゴム風船をイメージしてみてください
もしもあなたが
硬〜い風船を膨らまそうとしたら
すごーく頑張って空気を入れないといけませんよね
また、昔良く食べた
チューインガムも噛んでいるうちに
だんだん硬くなってくると
風船がうまくできなくなってきませんか?
または膨らんでもすぐに割れてしまったり、、
それと同じことが
シュー生地にも起こるんです。
家庭用オーブンはただでさえ力が弱いので
それに加えて生地の粘りが強過ぎたら
シューは上手に膨らんでくれません。
なのでここで大切なのが
生地の伸びを良くしてあげること
それと風船って膨らます前に
手で伸ばしてみたりしませんでした(^^)?
あれも風船のゴムを柔らかくしているので
同じ考え方ですね!
生地にバターが入ることによって
シューは伸びの良い生地となり
膨らみやすくなるということなんです!
バターの役割はとても大切だったんですね(^^)
ちなみにここではバターと言っていますが
これは油脂(ゆし)のことをさしますので
流動性のある太白ごま油などでも同じことが言えます。
ちなみに余談ですがシュークリームって
ケーキ屋さんでは
結構安く売られていることが多いかと思います。
だけどシュークリームって
バターを贅沢に使ってしかも中には
一生懸命炊いたカスタードクリームや
生クリームをたっぷり詰めるので
実は原価がめちゃくちゃかかります(*-*)
なのであなたがもしも将来ケーキ屋さんを
やりたいなぁなんて思ったら
間違ってもシューの値段を安くしないことをお勧めします!
シュークリームはとてもリッチで
手間をかけたお菓子です。
しっかりその分のお金をいただいてくださいね(^^)
さてさて、少し話はそれましたが
次の話をしていきますね!
なぜ沸騰させたお湯にバターを入れるのか?
それでは次になぜ、シュー生地作りでは
”沸騰したお湯”にバターを加えるのか?
ということなんですが
生地の伸びを良くして
綺麗に膨らむ生地を作りたいなら
バターを生地全体に
綺麗に散らしてあげる必要がありますよね!
だけどあなたも一度は見たことが
あるかと思いますが
油は水の上に落とすと塊になりませんか?
こうなってしまうと
その後小麦粉を加えてた時に
バターのある部分をない部分に
ムラができてしまいます。
だけどこれをもしも
沸騰したお湯に加えたら?
沸騰の泡の力で
バターの油脂は水分全体に広がってくれます!
なのでその後小麦粉を加えたら
綺麗に全体に馴染む
ということになるのです(^^)
はい!
以上で「シュー生地にバターを入るのはなぜ?」
についてお話ししてきました!
どうですかね(^^)
今回の記事だけでもだいぶ知識が深まったのでは!
お菓子作りで使う素材は全て
意味があります!
こういう素材の特性を知るのは
新たな学びになって楽しいですよね!
今回の記事で気づきや疑問点があったら
お気軽にご質問くださいね!
それでは、次回は
【シュークリーム作りのなぜ?】その③
小麦粉を入れて練った後、更にお鍋を火にかけて練るのはなぜ?
についてお話ししていきたいと思います!
最後までお読みいただき
ありがとうございました(^^)