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たーちゃんプロフィール

こちらのページを見ていただき
ありがとうございます^ ^

きっと何かがあって少しでも私に
興味をもってくれたんだと思いますが、

今日はそんな田口(たーちゃん)の
これまでのお話をしたいと思います。

スタートは沖縄。
もともとは料理人でした。

実は田口、初めての職は
パティシエでなく、料理人でした。

先輩との旅行で行った沖縄のきれいな海に感激し、
勢いと流れで東京生まれだった田口は
18歳で沖縄に降り立ったのですが、

18歳、あまりに勢いで沖縄に来てしまったので
まずは職探しからです(;^_^

那覇の街を歩いていたら
とあるレストランの表で

「未経験可!料理人募集」の貼り紙を見つけました。

会社員系よりもこういった技術職に
興味があった田口はすぐさま面接を受け
ありがたいことに即採用!

料理人としての道が始まりました。

目次

楽しかった料理、、だけど異変が。。。

楽しくこなしていた料理人の生活でしたが
ある時から、えびやかになどの甲殻類を触ると
手に腫れやかゆみがでるようになりました。

『甲殻類アレルギー』

調べてみるとやはり診断結果はそうでした。

料理の世界では
甲殻類って結構使う食材、なんですよね。

なかなかのアレルギー反応が
出るようになってしまったので
このまま料理人としての仕事を続けていくことが
難しくなってしまいました。。。

閉ざされた道が運命の始まり

泣く泣く料理の道をあきらめざるを得なくなった田口は

これからどうしよう、、と思いながら
ふらっと沖縄の街中にあった
ある本屋さんに入りました。

その時、不思議と目があった
一冊の本がありました

この本が私田口のパティシエ人生の始まりともいえる
出会いでした。

(今見るとタイトルがまさに、、笑)

よし!今度はお菓子だと
気持ちを切り替えた田口は

すぐさま沖縄のケーキ店探して面接、
またもや即採用で働けることになりました!

いざスタート!しかし現実は甘くはありませんでした。

料理の経験もある程度積んだことだし
よし!と気合の入った状態でパティシエとしての仕事が
始まったのですが。

蓋を開けると、簡単には作れないお菓子、、

失敗してしまうことも幾度とありました。

私を変えたある一言

周りは自分よりも年下の子たちばかりが先輩で
お菓子の勉強を全くしていなかった田口は
おいて行かれるのももちろん、

あくせく日々の業務をこなす周りの先輩に
お菓子作りを教えてもらうこともできませんでした。

そんなある日、
チーズケーキを思い切り分離させてしまいました。

見かねたチーフに思い切り怒鳴られ、
ある一言を言われました。

料理はなぁ感覚でできたかもしれないが
お菓子作りは科学なんだっ!!

ハッと気づかされました。

そうか、お菓子作りは科学かぁ、、、

その日から田口は
独学であらゆるお菓子の本を読みあさり、
お菓子の技術や基礎知識を勉強しまくりました。

知識と経験が積み重なり、これだと掴んだ時

そんな風にお菓子との向き合い方が180℃変わった田口は
仕事であらゆるお菓子を作るたびに、
勉強した知識を紐づけていきました。

「そうか、これが乳化か!」

「こうこう、こうしたから、成功したんだ!」

どんどんと出来上がりの再現性が高まり、
”知識と経験の融合”がこれだけ強いんだと
気づくことができました。

ある時期はスポンジ生地・アップルパイを
2年間焼く仕事を任されましたが、

毎日毎日、ノートにデータを取り、
知識をもとに検証と実践を繰り返したら、

いつしか最高のスポンジケーキ・パイが
当たり前に焼けるようになりました。

「この感覚かぁ、、、」

まさに掴んだ時です。

お菓子作りは本当に面白い。

そんな風にどっぷりお菓子の世界に入り込んだ田口は
26歳で料理人からパティシエに転向し、

10年で8店舗のケーキ店を回り、
様々なケーキ店の色を見て修行を積んでいきました。

ついに夢の開業!しかし、またもや壁が、、、

パティシエになりたての頃、

「10年後には自分のお店を開く!!」
と思っていた田口は

本当に10年後にその夢を叶えることができました。

やっと持てた自分のお店。
これからもっと楽しい日々が始まると思っていたら

ここからが、田口のいちばん
しんどい時期になるのです。。

美味しいお菓子は作れるのに、、

ファミリー層の多い街の商業施設から
一本道に入った場所にお店を開き

わりと好立地だったのに、、
お客さんは思うように来ませんでした。

「絶対に売れるはず」

そんな風に思っていたのに
そもそもお客さんが思うように来なかったのです。

「きっともっとお菓子の技術を身に着ける
必要があるんだ!!」

10年も修行を積んだのに、
田口の頭はそうとしか行かずに

オーナシェフとしてお店をどうにか切り盛りしながら
お菓子の講習会に通い続けました。

力任せの経営、、、
どんなに働いても利益がまるででない、、

商品数を増やしたり、
イラストケーキを初めてみたり、

何から何までお客さんの要望にも応えて
持ち前の体力だけで
ほぼ無休でお店を13年続けました。

ありがたいことに、
しばらく経った頃には

「あそこのケーキはおいしいよ!」

と言ってもらえるほどの、地域では
それなりに名の知れたケーキ店にはなれたのですが

どんどん忙しくなる中、
いくら売り上げが立っても
利益がほぼでない状況になってしまいました。

お客さんは来るのに利益が出ない、、

ある日、予約のケーキを何台も
作らなくてはいけない中、無休で働き続けた田口は

ひどい頭痛に襲われました。

「今日も予約のケーキが沢山あるんだ、、」

当たり前のようにいつもの頭痛薬を飲んだら間もなく、
体に異変が起き始めました。

どんどん気道が詰まっていく感じになり、
呼吸ができなくなり真っ赤な顔、かすれ声で
従業員に救急車をお願いしました。

そのまま倒れて病院送り、
気づいたら病室のベットの上で点滴につながれていました。

私の人生を変えたもの

13年間、酷使し続けた体をベットに
置きながらぼーっと考えました。

「このままではお店、続けてられないなぁ」

そして、無事に回復してから田口は
ある調べ事を始めました。

それはお店の経営のことや
売上・利益アップの施策など、、、

そんなふうに携帯片手に
いろいろな情報を探していたら、
たまたまFacebook広告で
あるセミナーのお知らせが目に入りました。

『飲食店のための売り上げアップセミナー』

自分のお店はケーキ屋なので
飲食店とは言えないけれど、、、

気づいたらそのセミナーの参加申し込みを
済ませていました。

お菓子の講習会ではない、
お店の経営を学ぶ勉強会に初めて参加しました。

たった1ヶ月で売上40万円アップ

初めての勉強会では
値付けのことや販売促進の方法など
今までは全く勉強してこなかった
内容が盛り沢山で、とても楽しく感じました。

その中でひっきりなしに出てきたワードが


言葉は知っていたけれど、
美味しいケーキさえ作っていれば
お店は良くなるはずと思っていた田口にとっては
無縁とも言えるほど意識していなかったワードです。

だけど、あれだけ長年
経営・体力的に苦労してきた田口は
やけにそのワードが素直に自分の中に入り、

『そうか、もっとマーケティングを
勉強する必要があるんだ。』

そのことに、
ようやく気づいたのです。

そのセミナーの終了後、すぐに
講師の方が開催するコンサルティングを申し込み

お店に帰ってからは
勉強会で学んだ売り上げアップ施策をすぐに試しました。


・プライスカードの書き方

・お店前のA看板の書き方

この2つの施策を試してみたところ、、、
すぐにお客さんの反応が変わり

なんと施策を取り入れて1ヶ月で
昨対40万円アップの売上げを
上げることができたのです。

しかもそれは力任せの経営ではなく、
無理なく自分のケーキの価値が伝わって
喜んでお客さんが購入してくれる。

そんな、一番望んでいた流れだったのです。

学びを活かして新たなお店も開業!

勉強したマーケティング施策を
次々取り入れていくと
売上&利益はずっと右肩上がりになりました。

向上心も溢れた田口は
新たなチャレンジとして
13年間経営した自身のお店は居抜きで手放し、
48歳で新たなお店を開業しました。

『ふわっふわっ巻き立てロールケーキの店』

そんな名前の
ロールケーキと焼き菓子、予約デコレーションに
特化したお店を始めました。
(お店名前も勉強した内容から考えました^ ^)

10年以上経営に苦しんだお店は
駅近の好立地だったのに対して
今度のお店は駅からバスで15分、
(歩けば1時間近く、、)

ちょっとした陸の孤島とも言える
お世辞にも好立地とは
言えない地域にお店を開きました。

それにも関わらず、
今度のお店はオープンからお客さんが
ひっきりなしに来るようになり、
わずか3年で、地域ではちょっと自慢していただけるような
人気店にまでなることが出来ました。

辺鄙な地域でもお客さんを呼べた理由

もちろんお店をやる以上
多少の波はありましたが
その度にさらにマーケティングの勉強を重ね、
おかげで利益はずっと出ている状態に出来ました。

駅から離れた辺鄙な地域、
何もしなくてはお客さんは来るはずどころか、
リピートしてくれることもありえません。

そんな田口のお店が
今度は苦労せずにうまく行ったのも
勉強と実践をし続けた
『マーケティング』のお陰です。

一口にマーケティングと言っても
いろいろな施策がありますし、

もちろん、テクニックだけでお客さんを
呼んではいけません。

その先には確かな味と品質で
喜んでいただけるお菓子やケーキと、
心の込めた接客対応は当たり前です。

ただ、どんなに美味しいお菓子を作れても
真心込めた接客をしても、

マーケティングや経営のことを知らないと
お店経営は苦しくなってしまう。

そんなことを
身を持って知ることが出来たのです。

新たなチャレンジ、今度はお菓子を教える仕事へ

お店の経営方法を考えるようになり、
今度はお店の営業日の何日かを
お菓子教室の日にして、
お菓子を教えることを始めました。

その当時でパティシエ歴は
26年ほど経っていたのですが、
自分のお菓子作りを教えるというのは
お店で働く従業員の子くらいでした。

しかもお菓子教室となると、
対象はパティシエの見習いの子ではなく
一般の家庭でお菓子を作る達でした。

なのでレシピの分量が大きく変わるのはもちろん
家庭用の分量に合わせた作り方や焼き方を
工夫する必要がありました。

正直初めはそこに対応するのに
何度も試作や研究をする必要がありましたが、
今までの知識と柔軟性を融合させることにより、
家庭でも美味しく作れるお菓子を実現することができました。

この経験は私にとって
とても大きかったと思います。

業務用だけで考えたレシピや作り方だと
ちょっとお堅くなりすぎてしまうし、
何より作る人が心から楽しく
お菓子作りができなくなってしまうと思いました。

美味しさと作りやすさを合わせた
私の作り方を喜んでくれる方がたくさん出来て、
いつしかお店のオーナーパティシエとして
お菓子を作るよりも、

自分のように、人に喜ばれるお菓子を作りたい
という人たちにのために
私のお菓子作りを伝え、
サポートをしていきたいと思うようになりました。

お店から教室業へ転向

少し話は割愛しますが、
そんな流れで2店舗目のお店も居抜きで手放し、
自分はお菓子作りを教える仕事でやっていこうと
今度はお菓子教室業を本格的に始めました。

初めは、自宅の近くの施設を借りて
対面教室をしていました。

楽しくやらせてもらっていましたが、
私は教室業を始める時から
お菓子教室のオンライン化をすることを
見据えていました。

オンライン教室を始めたのは2017年頃から
まだオンラン教室が主流ではなく、
思うように広がらないのが正直なところでした。

また、お店とは違い
オンラインマーケティングになりますので
そのあたりもまた勉強する必要がありました。

利益がほとんど出ない時期が長く続きましたが
諦める気持ちは全くなく、

「絶対にこれでいける!」という思いで
たくさんの失敗と経験、そして勉強をしてきました。

そんな中突然、
コロナの流行により
状況は一変しました。

その頃、まだ到底オンラインだけでは
十分な収入を得られていなかったので
対面の教室をしていたのですが、

コロナの影響により、
使用していた公共施設が突然利用できなくなり、
収入がパタンと途絶えることになりました。

そこから数か月、
生活を持ちこたえさせるために
アルバイト生活をしました。
(Amazonの配達もしました(^^;)

しかし、これはチャンスだとも思い
アルバイトの傍らでオンライン教室を
本格化に力を入れていきました。

そして2020年の秋、現在主宰している
オンラインお菓子講座


Happy sweets college*
を立ち上げることに成功しました。

ここまで来るのに
オンラインビジネスはほぼ利益なしの
状態で3年かかりました。

そこからも
やっと講座を立ち上げられたとはいえ
思考錯誤する部分はたくさんありました。

レッスンの仕方やコース内容、
生徒さんのサポート体制など、、、
たくさんの経験、時には失敗もしましたが

すべてが糧となり
Happy sweets college*も
どんどん成長していきました。

そしてHappy sweets college*の
立ち上げからもうすぐで3年が経とうとしています。

まったくのゼロから始めた講座には
現時点で160名以上の講座生さんたちがいます。



皆さんそれぞれの夢や目標に向かって
頑張っており、
本当に素敵な生徒さんたちです。

私、田口もまだまだこれから。

これからもたくさん成長して
より良い講座運営と生徒さんたちの
サポートをしていきたいと思ってます。

ということで、
ちょっと長くはなりましたが
田口のここまでにさせていただきますね。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました^^

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この記事を書いた人

パティシエ歴31年、ケーキ店経営歴17年
元料理人から26歳でパティシエに転向し
10年の修行を経て、36歳で独立開業。

現在は店舗は手放し、オンラインで作りを
お伝えする活動を2017年より始め、
2020年にオンラインお菓子スクール
Happy sweets college*を開校

以来、多くの講座生さんへ
お菓子作りの本質を伝えと、
スキルアップのためのサポートをしていく。

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